昨年9月頃のファレノプシス(白)です。
昨年9月のアスコセンダ(白)です。
今年4月頃のアスコセンダ(白)です。
今年6月頃のアスコセンダ(白)です。
今年9月頃のアスコセンダ(白)です。
とても花もちがよいです。
今年の1月ー2月頃のカガワクライスト(赤)です。
昨年の10月から数えて2度目の花となります。
今年6月頃のデンファレ(白)です。
フィリピンのランは20年前のタイの様子に似ていると言われます。東南アジア市場ではタイで生産されているランは交配種も含めてトップクラスだと言われています。
フィリピンで販売されているランのほどんどはタイや台湾からの輸入品です。フィリピンにもランの原種はありますが、数が少なく、現地の人たちにとっては商品価値として普及するまでにはいたっていません。
ダバオやバギオといった地方では花芽が多くつくデンファレ属の栽培が盛んですが、もとはタイや台湾からの輸入品です。それを国内の各地域に輸送するという形で市場が形成されているということです。
フィリピン政府は土地開発事業が何よりも先ですし、栽培と言えば食物としての農業の発展が第一です。したがって、花の中でもランの栽培となると、費用もかかりますし、何よりも育てる知識が確立していません。
趣味として飾ることなどといった嗜好品は市場規模が限られてしまっています。
現在、ある修道院ではシスターを中心に孤児たちの情操面を豊かにする試みが始まっています。それは、ランを育てるという試みです。
昨年の9月から実際にランを育ててもらっています。ハウスのようなものはありません。樹木に寒冷紗をかけ、その下でいくつかのランを育ててもらっているのです。
1年かけて花が育つ様子を観察してもらい、数を増やしていく予定です。各地の農園から花や苗を仕入れては栽培を手掛けてもらうようにしています。
今までのランの様子を観察することで、セブでのラン栽培のコツを見つけてもらっています。あくまで体験のみでの考察ですが、セブでは8、9、10月と2、3、4月が花を咲かせる時期には適しているようです。
一方で自生地を見つけるという試みも始めています。ランの栽培ができるような仕組みを地道に作っていきます。
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