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ランのビジネスについての情報を知る方法として、資料収集という方法があります。

現在はインターネット上でランに関わる多くの人たちが情報を提供しています。

私たちは自らのニーズに合った情報を検索して内容を知るということができます。

私の場合、セブでのラン栽培、ランビジネスに関わる情報を資料として収集するというわけです。

もし、現在のように現地を歩いて農園に行ってランに関わっている人たちに話を聞いたり、直接様子を観察することができない場合は、私以外に過去に同じようなことをされていた人々が残した資料を紐解くことが普及活動の有効な手立てとなります。

また、時代背景ということにも目を向けておくと参考になる資料を絞り込むことができます。

例えば、セブのラン農園の記述に関して言えば、インターネット上でのラン農園に関する情報交換の表記は2007年から途絶えています。この時に何が起こったかということにも注目します。

今まで何が起こっていたか、そしてこれから何をすればよいのかという見通しを立てる手立てにもなります。

以下の資料は、https://www.pinoybisnes.com/の中にあるランに関する記述です。フィリピンでのランマーケットの背景が分かる資料として原文およびその意訳を一部掲載してみました。

 

(原文)

Orchids are among the popular cutflowers in the world.It has become the object of attention of many cutflower growers as it captures an element of beauty through its complexities and elegantly formed sepals. Different species of orchids are used widely in flower arrangements, corsage making, and as collection specimens for the hobbyists.

One orchid genus, Vanilla, is commercially important as it is used as the source of the vanilla food flavoring. Through the years, with the development of new orchid species, the world-wide demand for orchids has rocketed giving the cutflower a high market value.As a high-value crop, orchids are seen as good source of profit in the world-wide market.

(意訳)

 ランは世界では切り花として扱われるのが一般的です。その細やかで真似のできないエレガントなペタルの形が多くの切り花を営む人たちを魅了してきました。また、フラワーアレンジメントやコサージュ、そして趣味家のためのコレクション品として広く知られています。その1つであるバンダ属については、バニラ風味の素として使用されていることは有名です。年間を通して新しいランの開発が行われ、これがマーケットでの切り花としての高い価値を生み出し、ランの需要が一気に高まっています。ランは高級品として世界中のマーケットでよい商品として見られています。

In the country, during the 1970’s, several commercial nurseries were established to meet to growing demand of the domestic and international market. Key production area for orchids expanded in Laguna, Batangas, Cebu, Negros Occidnetal, Davao city, and South Cotabato.Eventually, many important hybrids of orchids from different genera such as Vanda, Renanthera, Phalaenopsis, Vandopsis, Paphiopedilum, and Aerides were propagated through different means, including tissue culture.

(意訳)

1970年代、この国は、内外でのマーケットの需要を生み出すために、さまざまな商社が設立されました。そして、ラグーナ、バタンガス、セブ、ネグロスオクシドネタル、ダバオ市やコタバトといった主要な地域へランの生産拠点が拡大していき、しだいに、バンダ属、レナンテラ属、ファレノプシス属、バンドプシス属、パフィオペディラム属、 そしてエリデス属といった、 異なる属からの多くの重要なハイブリッドのランが、組織培養の発達によって、試行錯誤を繰り返しながら、育てることができるようになりました。

Tissue culture is the technique used in culturing plant parts that result in mass production of desirable varieties.
High-value crops such as banana, garlic, and macapuno are being mass-propagated through this technique.
Aside from producing a large number of planting materials in a short period of time, tissue culture is the technique utilized in producing virus-free planting material, hence, ensures the growth with minimal losses from incidence of virus-caused disease.The technique is also used in the propagation of valuable plants that do not breed true-to-type by seed propagation. This means that whatever good traits the mother plant has will also be manifested in its clones.In essence, the technique involves the propagation of plant parts with actively dividing cells in an artificial environment where they can continuously divide and form cell clusters identical with the mother plant. Active buds, roots, stems, shoot tip, leaf/flower/fruit part, embryo and meristem are some of the plant parts (also called explants) used in micropropagation. These explants are detached from a mother plant.Depending on what type of explants used, the technique of tissue culture can be further classified as plant culture, embryo culture, organ culture, callus culture, protoplast culture, or meristem culture.

(意訳)

組織培養とは、植物の一部を培養することで結果的に多種多様な生産物を大量に作り出すという技術のことです。バナナやにんにく、ココナッツのような高い評価をもつ穀物はこの技術で大量に生産されています。
短期間でたくさんの原材料を生み出すということ以外にも、組織培養はウィルス感染を含まない原材料を生み出すという点において万能な技術でもあります。したがって、ウィルスの起こす病気から最小限のリスクで成長を確かめることができるということです。その技術は、種子による典型的な繁殖で育つことが困難なさまざまな植物の繁殖にも使われています。原種が持つよさがそのクローンによって現れるということでもあります。その点で、組織培養の技術は、原種に似たグループを継続的に形成したり、分化したりすることができる人工的な環境で細胞を分化させることで植物の部分を繁殖させるという役割を担っています。
活性化した芽、根、茎や茎頂、そして葉や花や果実部、さらには胚や成長点が微細繁殖において使用されるいくつかの植物の部分(移植片とも呼ばれるもの)です。これらの移植片は原種からみて性質が大きくかけ離れていきます。
使用される移植片によって、その培養技術は、植物栽培、胚培養、器官培養、カルス(植物体の組織の一部を切り取って固形土壌で増殖させた無定形の細胞塊)培養、プロトプラスト(細菌や植物細胞から細胞壁を取り除いたもので,細胞膜に包まれた原形質の塊)培養、または成長点培養というようにいくつか区別されます。

Orchids possess minute seeds devoid of endosperm to nourish the embryo. This endosperm nourishes the embryo in the form of starch which keeps the seeds alive.
With the endosperm lacking in the seeds of orchids, the embryo must be cultured in an artificial medium containing the necessary nutrients it requires for growth and development.
An underlying principle in all tissue culture techniques applies the same for all, and that is performing the technique under sterile or aseptic condition.
Under aseptic conditions, microbial contamination of the culture that could cause infection is minimized.
This is the first step in achieving a successful embryo culture in orchids.

(意訳)

ランの種子は非常に小さく、機能として不完全な胚を持っています。この器官は胚の機能が維持できるデンプン土壌の中でしか生きられません。またそれは、不完全な器官を備えており、またその胚は成長を促進させるために必要な栄養を備えた人工媒体の中で培養されなければならないのです。
全ての培養技術で押さえておくべき原理は、無菌状態の下での行わなければならないということです。
無菌状態の下で、その培養によって起こるウィルスによる感染症を最小限にすることができるのです。これがランの組織培養技術を成功させる第一段階となります。

The Philippines is home to at least 941 species of the cultivated 20,000-35,000 orchid species in the world. The diverse species of orchids in the country suggest a promising future of the orchid industry. In 2003, orchids ranked third in terms of production volume in the country with 2,487 metric tons.Meanwhile, 1996 data on cutflowers show that orchids were being exported in Japan and Italy with a total 0.41 percent share from the other four major cutflowers exported to other countries.

(意訳)

世界で組織培養された20,000から35, 000種のランのうち、少なくとも941種がフィリピンにはあります。この国のランの多様性がラン産業の未来を占うことになりました。2003年において、ランは2,487トンという国内で第三位の生産量を記録しました。また、1996年版の切り花市場に関するデータでは、他の国々の主要4品目の切り花の0.41バーセントが日本やイタリアに輸出されていることが分かります。

The potential of the country in cutflower production development is evident with the availability of appropriate technology, particularly tissue culture.
With this technology, multitudes of virus-free orchids can be propagated in no time, enabling us to respond to the high demand for orchids in the domestic and export market as well.

(意訳)

 正確な技術、とくに組織培養技術がこの国の切り花の潜在的な発展を示しています。この技術に伴うウィルスのないランの普及には時間を必要としません。
わたしたちは、ランに対する内外からの高い要望に応えることができることでしょう。

 この資料を見ると、フィリピンにおけるランのブームはもうとっくにすぎているという感じをもちます。しかし、ブームというのは繰り返し訪れます。誰もがランを愛で、道端にもランが咲き、ランと共に生きる場所として国、地域が取り上げられれば新たなブームとしてランの価値が高まることでしょう。

 

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