Hello, Gender! ハロー、ジェンダー!

 

セブ島に拠点を構えるランの生産者に共通して言えることは、自然に近い環境でランを育てる土地を持っているということだけではありません。育てている人々について共通して言えることがあります。それは、年配の女性たちが中心となってランを経営しているということです。

ブサイにあるランの切り花農園の経営者は女性でした。また、ラボラトリーのあるラン園の経営者は女性の心を持つ男性でした。ラバンゴンにあるラン園の経営者もコンソラシオンにあるラン園の経営者も年配の女性でした。

この国は、家族を守るのは父親ではなく母親という感覚が強い風土なのでしょう。

今から3年前、同僚の紹介で、ある年配の日本人男性とセブのサロッサホテル前のフィリピン料理店で食事をしたとき、彼が「この国の男性はただの種馬にすぎないよ。」といったことを思い出しました。

彼曰く、今でも、マボロという場所にあるポールダンスのホールに、筋肉質で体型の大きな男性たちやポールで演技をする小柄で美しい男性たちがいて、彼らのパフォーマンスを見るために、お金持ちのご婦人達がやってくるのだそうです。演舞を見た後、大きな男性に自分の身体をお姫様のように抱っこしてもらったり、小さな男性に今宵を付き合ってもらったりといったようにコミュニケーションを楽しむのだそうです。今でいう、有名な芸能人の追っかけやサイン会、コンサートを見に行ったり、パーティーに出席するといったような感じなのでしょう。

あくまでこれは裕福な女性たちの遊行なのですが、このことから分かることは男性は女性のアクセサリー的な存在だということです。そのように男性のことを女性が思ってしまう要因については、男性が一人の女性とだけではなく、次々と女性を代えて過ごすことを好む存在であると思われているようなのです。このことが母子家庭を助長し、女系社会をつくり出しているといえるでしょう。

そのことは、母方の家族で育てられた子どもたちが大人になって同じことを繰り返すということでもあります。男性は旅人に、また女性は宿に例えられます。

もちろん、男性でも旅人としての生き方ではなく、宿としての生き方を選ぶ人達もいます。こうした男性は旅人の生き方を捨て、女性としての道を歩むことになります。

ランを好むのが女性であり、美しさを追求する女性の気持ちが同性ならば理解できるというのも、年配の女性経営者がランの生産の中心にいるという理由なのでしょう。

 

https://web.facebook.com/chim.hiro

*******************

 

*ブログランキングにご協力ください。*

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です